うつる疾患

2017.05.20

性病・その他

性感染症は、主に性行為を介してうつる病気で、性交そのものだけでなく、口腔性交(オーラルセックス)など粘膜接触でうつります。梅毒の他、クラミジア感染症、淋病、尖圭コンジローマは特に近年の発症が多くなっています。性感染症はそれほど気になる症状が現れない場合もありますが、放置すると不妊などのリスクを上げることがあり、赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性もあります。パートナーといっしょにしっかり治療を受けることがとても重要です。

クラミジア感染症

排尿時痛や尿道掻痒感といった症状が男性には現れやすいのですが、女性は症状がほとんどない場合が多い性感染症です。女性の場合、不妊や流産、死産の原因になる可能性があります。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルスによる感染症ですが、同じウイルスにより起こる子宮頸がんとは違う型であるケースがほとんどです。症状としては、性器や肛門の周囲にブツブツや鶏のトサカのような腫瘤ができます。外用薬による治療の他、凍結療法、電気メスや炭酸ガスレーザーによる切除などがあります。感染を放置したまま出産した場合、赤ちゃんに咽頭・喉頭腫瘍が発症する可能性があります。

淋病

男性は排尿時の痛みといった症状が強く出ますが、女性ではおりものや不正出血といった軽い症状がほとんどで、自覚症状がまったくない場合もあります。抗菌薬を使用した治療が基本ですが、最近は耐性率が高くなっているため注意が必要です。不妊の原因になるほか、出産の際に感染した赤ちゃんが淋菌性結膜炎を起こす可能性もあります。

梅毒

性的接触を介し、皮膚や粘膜の病変との直接接触により感染し、潜伏期間は約3週間です。症状が、第1期から第3・4期と変わっていくことが特徴です。
第1期:赤色のかたいしこりやただれが感染した部位(性器や口)に出現し、、リンパ節が腫れます。
第2期:第1期の症状が起こった後、3~12週の間に発熱や全身倦怠、発疹が現れます。発疹のタイプは様々です。
第3・4期:10~30年の間に、心臓、血管、脳が冒されていきます。
放置すると精神神経異常や死に至ることがあり、母体の感染で新生児が先天性梅毒になる可能性があります。
血液の抗体検査で診断し、治療には主にペニシリン系の抗菌剤を使用します。

後天性免疫不全症候群(エイズ)

血液や体液との直接接触により感染し、潜伏期間は平均して10年程度だとされています。初期症状があった後に無症状期間が続き、やがて免疫不全が進行していきます。
初期症状:感染成立の2~3週間後に発熱、頭痛など、かぜのような症状が現れ、数日から10週間程度続きます。
無症状期間:数年~10年間ほど、症状のない期間が続きます。
免疫不全進行期:さまざまな日和見感染症や悪性リンパ腫などを発症します。
慢性的に進行して、死に至る性感染症ですが、治療による改善や延命が進んできています。
血液中の抗体、抗原、遺伝子の検出、病原体の核酸検査(PCR)で診断し、抗HIV薬による治療を行います。

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