膠原病(こうげんびょう)は、皮膚や内臓の組織間に存在する膠原線維などの結合組織や血管に、炎症や変性などのトラブルを起こす病気の総称です。自分の免疫が暴走し、自分の体を攻撃するもので、国の難治性疾患克服研究事業により「特定疾患」に指定されている病気も多く含まれています。症状は、全身症状である発熱や関節炎、全身倦怠感などの他、皮膚や筋に現れる症状や各種の内臓症状があります。慢性的な炎症性疾患であり、さまざまな臓器に悪影響を及ぼす可能性がありますが、近年になって免疫抑制剤やステロイドによる効果的な治療法が行われるようになってきています。
2017.05.30